ちょっとした工夫

前項でもちょっと指摘しましたが、押入やクローゼットは要注意です。こうした場所は一時換気をしても空気の入れ換え時間がかなり少なく水蒸気を滞留させやすい場所となっています。そうするとカビの発生も頻繁になります。

 

ズバリ「押入、クローゼットの空気の入れ換え」をしなければなりません。天気のいい日には押入やクローゼットの扉を時々開けて、積極的に中の空気を入れ換えるようにしてください。

 

気温が低く、湿気が続く季節などは、そのままにしておくと、特にその中の滞留している水蒸気は全く逃げ道を失います。室温が低く露点以下の温度になれば確実に結露となって現れ、その後、カビも非常に発生しやすくなります。

 

ことカビに関しては、梅雨時など、押入やクローゼットは要注意です。 締め切ったままでいると、そもそも異常を発見できず、何となく湿っぽい、カビ臭いとなってから、現象に初めて気がつく場合も多いのです。

 

換気扇は常に回しておくのでも構いません。それ程にマンションの場合は、一戸建て住宅よりも自然換気がしにくい構造になっています。従がって、補うためには換気扇を回すしか方法が無いとも言えます。

 

就寝中は仕方ありませんが、それ以外は、どこかの換気扇を常に回しておいてもいいということです。これが結露を防ぐ方法です。換気扇を酷使すると寿命も心配ですが、10年後に替えたとしても3万円程度です。不健康な部屋になることを防げるなら安いものだと思います。(ちなみに平成12年以後は、24時間換気は新築時に設けるのが規則化させています)